費用と取り組み方

ブランディング・プロジェクトは常に未知への開拓です。

ブランドは固有の存在であることが予め包含されていますし、全く同じ人物は世の中に存在しない以上、過去に通った手法を検証もなく目の前のクライアントに当て嵌める事はふさわしい態度とは言えません。当社でも経験により発見したメソッドや得意とする文脈を踏襲しようとする誘惑がありますがいかにそれを排除し、真っ新な状態で臨めるかが試されています。

当社の基本的な姿勢として、クライアントの事業やブランドの発展・持続性に貢献する道筋を追求し、独自戦略のあり方、そのために必要となる手法やコミュニケーションツールを企画・実装しますが、クライアントと当社の認識や思想(主に重要性や緊急度、完成度、事業スケール感、事業社会性、審美性、芸術性、デザイン観、世界観)に大きな乖離があるならば、これを無視して仕事を組む事は成功確率を低めてしまいます。

まずは、両者の基本姿勢を理解し合うための場を設け、2時間程度の面談、セッションを行います。その際に、ある程度の予算感や経営資源についてのお話もお聞かせ頂きます。クライアントのリソースをある程度把握することで的確なイメージを掴むとともに、見当違いな提案となることを避けるためです。これまでもパッケージラベルデザインを低予算で請け負った事や名刺だけのデザイン、一方、大きな予算の組まれた2年半に及ぶブランディング・プロジェクトなど様々です。

経営環境や事業の状況、規模、社員数、求めたい変化と実態との距離、必要な施策や取り組みの期間、経営資源、事業の方向感等、クライアントによって背景は全く異なります。また、実際の装備における名刺や封筒、パッケージ、ディスプレイ、WEBサイトなど高級な質感を纏いたいブランドもあれば、あえて庶民派の親しみやすいトーンで整えた方がふさわしいブランドもあります。商圏や流通のスケールの違いによっても確率を上げるための選択は変化します。プランニングは全てオーダーメードですから、看板を掲げ一律の費用をご提示するのは馴染まないサービスであることをご理解いただければ幸いです。もちろん、高品質なもの、リターンの得られるものを費用を抑えながらも手にしたい思いも理解します。クライアントの予算投下で最大価値を実現するために、十分ご納得いただける企画を行いますので、気兼ねなく意見交換させていただければ、打開策は必ず導けるものと考えています。

その上で最善と考えられるご提案とお見積もりをご提示いたしますので、じっくりとご検討ください。


※当社では受託によるデザイン成果物の著作権を、当該ブランドにとって有益と判断できる場合には
一定条件の合意の基に譲渡しています。


CASE / 取り組み方、色々

大きくは、以下の3つのコミットメント形態となります。

a.スポット b. プロジェクト c.リテイナー(半年〜年間単位のブランドコンサルティング)

目的に貢献する最善策を思考し設計を行うため、当社からの提案はクライアントより当初寄せられた依頼内容とは異なる可能性もあります。手法ありきでは、本来求めるべき事業やブランドの発展や持続性を見失ってしまう危険があるからです。結果的に“建設的に何もしない”、“しばらく静観する”という判断もあり得るでしょう。当社においては幅広く様々な観点から検討し、見積もりを設計・提案しますので依頼主はこれを受け、十分に納得の行くまでお考え頂ければ良いと思います。

a.スポット
文字通り、単発での依頼にお応えするものです。

CI  VI BI (シンボルマーク、ロゴタイプの基本デザインから、名刺など必要な展開デザイン)、パッケージデザイン / 広告企画・デザイン / パンフレットやブランドブック / 各種販促物 /各種ノベルティー / フライヤーやポスターの企画・デザイン / webサイト設計 / etc.

※上記に係る企画・取材・写真撮影・コピーライティング・ディレクション含む

b.プロジェクト
プロジェクトの設計・始動からプロジェクトのゴールまで

新規事業開発プロジェクト / 新商品開発プロジェクト / 既存ブランドのリ・ブランディング /独自の素材・商品・サービス・コンテンツなどのブランディング・プロジェクト /企業や団体、施設のブランディングおよびリ・ブランディング・プロジェクト / etc.

※上記に係る企画・取材・写真撮影・コピーライティング・ディレクション含む※期間はプロジェクトの性質により大きく異なります。3ヶ月程度で完了するケースもあれば、1年間、2年以上に及ぶケースもあります。

c.リテイナー(3ヶ月〜年間単位の月定額コンサルティング)
クライアントが自家発電を実現すれば中途で終了するケースもあります。

デザイン・コンサルティング / ブランディング・コンサルティング / etc.

経営トップまたはブランド・オーナーと緊密に意見交換を行いながら、戦略ブレーンとして様々なデザインの企画・提案・実装を行います。また、この間に培われたメソッドをマニュアル化しクライアントのブランディング・セクションや担当者に引き継ぎを行います。利点は事業や経営のデザインとクリエイティブ、コミュニケーション・デザインが貫通する事で飛躍的に推進力が生まれると言う事です。

その他
事業や経営自体の受託、共同出資事業など

一定期間、クライアント事業・経営の受託を行います。事業承継の空白を好機とする、企業体質を劇的に変化させるにはクライアント事業や経営の発展・持続性を目的とするブランド・エージェンシーが“よそ者”としてその役割を担う意義は大きいでしょう。

共同出資事業の場合、当社のリソースを無償で提供し共同事業の運用収入から貢献度に応じた報酬を得るという考え方です。単に株主としての資金の出資だけでは、権利意識が肥大する傾向とは逆に当事者意識が希薄となるため、事業運用に直接コミットメントすることを前提としています。