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コンセプト及びビジュアル開発

1) 市場環境・事業環境の分析

取り組もうとしているブランド (全社的な事業、事業分野、商品・サービス) の
置かれている市場環境や、経済・技術・市場・販売網・消費者などを含む
事業環境の分析に基づき、事業計画、事業戦略の構築を行います。

2) 既存ブランドの再構築、または新規ブランドの投入の目的の決定

新規ブランドの立ち上げや、ブランドのラインナップの見直し、再編、拡張、
既存ブランドのリニューアル、ブランド間の提携など、
ブランディングの目的を定めます。

3) 消費者調査

消費者・需要者に対する、自社イメージ、自社の認知度、
自社ブランドイメージ、自社ブランドの認知度、
競合ブランドイメージ、競合ブランドの認知度、
ライフスタイル・嗜好調査、購入するブランド決定要因、価格についての調査、
広告についての調査などを行います。

4) 自社のブランド、経営資源の強み・弱みを分析

市場環境や消費者調査に基づき、自社ブランドの特色、
競合ブランドとの差別化、競合ブランドにはない「売り」、
自社が強みを持つ経営資源、自社の弱みなどを分析し、
ブランディングの目的に沿って、
自社ブランドが目指すべき姿 (マーケティングコンセプト、ポジショニング) を構想します。

5) 競合ブランド、経営資源の強み・弱みを分析

市場環境や消費者調査に基づき、競合ブランドの特色、現状、競合ブランドの「売り」、
競合ブランドが強みを持つ経営資源、競合ブランドの弱みなどを分析し、
ブランディングの目的に沿って、競合ブランドと差異化をすべきポイント
(「USP」:ユニーク、セリング、プロポジション) を構想します。

6) ブランドの使命 (ミッション) 、約束を構築

自社が提供するブランドの使命、ブランドの顧客 (ターゲット) にとっての
ブランドのあるべき姿 (ブランドの価値) を定め、
ブランドが顧客に対し提供する約束 (ブランドプロミス) を、
ブランディング担当チーム全体で共有します。

7) ブランドの設計

ブランドが顧客に対し提供する約束 (ブランドプロミス) に基づき、
ブランドの理念、商品・サービス内容と、
ブランドシンボル (ネーミング、ロゴデザイン、キャラクターデザイン、
ウェブデザイン、パッケージデザイン、印刷物・ツールデザイン、
オフィスデザイン、店舗デザイン等) を行います。
商標登録その他の知的財産調査・管理も行います。

8) ブランド伝達の戦略を構築

ブランドの顧客 (ターゲット) に対するコミュニケーション計画を立案し、
メディア戦略、コピーライティング、ビジュアル設計、
顧客対応体制、ブランド管理マニュアルの策定を行います。

9) ブランド評価と管理

ブランドシンボルに対する評価、コミュニケーション評価、継続する消費者調査、
社内評価などによって、Plan (企画立案) 、Do (実施) 、See (調査検証) を繰り返します。
ブランド管理、知的財産管理を適切に行います。

ブランドの使命、約束の策定が、広い意味でのブランド設計であるとすれば、
商品企画・デザイン、パッケージ企画・デザイン、サービス設計などに伴い、
使用されるブランドのシンボル設計が、狭い意味でのブランド設計となります。
ブランドシンボルは、消費者が目にし、耳にし、時には触り、そのブランド商品・サービスを
他とは区別する際の重要な要素となります。

1) ネーミング開発

わかりやすいこと、覚えやすいこと、他と区別しやすいこと、
事業ドメイン・商品・サービスの内容が連想できること、などが重要になります。
さらに、統一して読める、長期に飽きが来ない、サウンドとして聞きやすく、
発音しやすい、普遍性を感じさせながらもインパクトがあるといったポイントも
クリアしていきます。
その上で使用できるものであること
(商標登録されていないこと、商標登録できること、ドメインネームの登録ができること) 、
悪い印象を与えるものではないこと (外国語での意味、他者の模倣) などが重要になります。

2) ロゴデザイン

ブランドの規定概念やイメージ、世界観を視覚的に必然的に体現したものであること、
顧客 (ターゲット) の感性に受け入れられやすいこと、
可読性が高く意味が伝わる事、
パッケージ・ツール・メディアに付した際に識別しやすく効果的な展開ができる事、
長期に渡って陳腐化しない普遍性を有していること、
ユニークな存在感や個性在る佇まいが感じられること、
ブランドイメージにそぐわないデザイン・色彩ではないこと、
そうした要素が重要になります。
さらに、使用できるものであること (商標登録されていないこと、商標登録できること) 、
他人の著作権を侵害しないものであることなども重要です。

3) キャラクターデザイン

ブランドイメージを、人、動物、架空のキャラクターなどを通じてアピールするとともに、
顧客 (ターゲット) との間のコミュニケーションを、
パッケージ・ツール・メディア・販売促進・商品化などによって
図る際などにイメージキャラクター、シンボルキャラクターとして策定します。
またロゴデザインにキャラクターを採用することもあります。
この他には、実在人物などを広告キャラクター、イメージキャラクターとして起用することもあります。
当然ブランドのトーンや世界観を際立たせる存在です。

4) ブランドカラー

ロゴデザインだけではなく、ウェブサイト、カタログやパンフレット・ビジネスツール、店舗デザイン、
社用車、社屋、制服デザインなどに共通して使う場合があります。
ブランドイメージを色彩的に体現したものであること、
顧客 (ターゲット) の感性に受け入れられやすいこと、
競合ブランドのシンボルカラーとの差別化ができること、などが重要になります。
色彩は、ブランドイメージ、消費者に受け入れられたい心理などを表現する有効な媒体となります。

5) ジングル

商品・サービスを宣伝・告知する際に用いられる短い音楽・音声です。
またコマーシャルソングを制作することもあります。
覚えやすいこと、印象に残りやすいこと、口ずさみやすいこと、不快感を与えないこと、
トレンドや地域にマッチしていること、ブランドイメージや世界観と相乗すること、
ブランドの格式にふさわしいこと、コアターゲットに対するメッセージ性があることなどが
重要です。
大衆向けの商品や消耗材、コモディティ商品に採用する場合が多くあります。

6) ビジネスツールデザイン

ネーミング開発、ロゴデザイン、シンボルカラーなどを適切に採用し、
名刺、封筒、レターヘッド、包装紙、手提げ袋、パッケージ、
看板、店舗デザイン、制服デザイン、販売促進グッズ、広告デザインなどに展開します。
広告デザイン等においては、ロゴなどとともに用いるスローガンや、キャッチフレーズ、
ボディコピーなどのコピーライティングにおいても、
ブランドの約束を消費者に対し効果的に伝達します。