2017-03-23

センテンスは躁状態

センテンスが長いと言われてしまった。句点(。)で区切るまでの一文が長いと。まあいい。センテンスを短く区切って分かりやすくしていることが良い文章という風潮がありますが、決してそのようなことはないと思います。もちろん短くすることはできます。そうすると確かに簡潔で読みやすく、親切ではありましょう。「世の中なんでも分かりやすく親切にフレンドリーに便利に直感的にUIはUXから逆算して!」みたいなことが是とされていますが(UIはUXから逆算は良いとして)しかしここに書いてある拙文は別に依頼を受けて金銭を頂いているものでもないし、何となく書き手やこの会社の性格のようなものがざらざらと感じられれば、お役目を果たしているのだろうと目を細めるわけです。なんでもほっこりと丁寧な暮らしとライフスタイルショップとボストンの伊達メガネと自家焙煎珈琲でやさしくおしゃれにされ、朴訥さとか不器用さまでもが演出テクニックのオプションになってくると、世の中はあまりに息苦しい。ほっこりは安全地帯。ほっこりしておけば誰も文句は言わない。困ったらほっこり。特にデザイナーさんはそこに安住してはいけません。もっと何か得体の知れないものを剥き出し、迸りながらも涼しい顔でハンドルを握らなければ。だいたいセンテンスを短くするとせっかくの常軌を逸した業のような白痴美のような、「嗅ぎたくないけど嗅ぎたい!」みたいな野生の証明が希釈されてつまらないと思うのですよ。

 

結論としては、

 

 

「別に良いじゃないですか長くとも、気にするな若人よ、どんどんやれ」。

 

 

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